ニッコール千夜一夜物語 第五十八夜で取り上げられた
AI AF Zoom-Nikkor 24-120mm F3.5-5.6D IF
です。
ニッコール千夜一夜の筆者の一人、佐藤治夫 氏(AF-S NIKKOR 58mm F1.4 Gの設計者)設計のレンズです。
広角側24mmを実現した歴史的な高倍率ズームレンズです。
ニコンの看板レンズの一つである24-120mmズームの歴史はこのレンズから始まっています。
ジャンク棚から救い出したものを修理業者にメンテしてもらった思い入れのあるレンズですが、近年ほとんど使っていないため、思い切って断捨離します。
レンズの構造的な特徴)
本レンズの小型化を可能にした当時の最新技術「フォーカスカム」が最大の特徴だと考えております。
「この24-120mmでは2群を移動させることでフォーカスを行う。2群フォーカスでは、広角側のフォーカス群の移動量が非常に小さいという利点があり、1群サイズを大きくすることなく最短撮影距離を稼ぐことができる。しかし2群フォーカスでは、同じ撮影距離に対して広角側と望遠側の繰出し量が何倍も違うため、近距離では焦点距離を変えるたびピントがずれてゆく、使いづらいレンズになってしまう。これを解消してくれるのがフォーカスカムで、ズームのカムと連携して近距離のピントずれを補正してくれるのである。非球面レンズとフォーカスカム、この2つの技術が24-120mmという焦点距離のレンジと0.5mという実用的な最短撮影を支えているのである。」
(ニッコール千夜一夜物語より)
ニッコールマニア、レンズマニアとしては、ぜひ持っておきたい一本ではないでしょうか。
写りの特徴)
淡い色の独特な写りをします(ピクチャーコントロールにもよりますが、スタンダードやポートレートではわかると思います)。
望遠側のボケがきれいです。
コンディション)
筐体に細かなキズはありますが、目立つようなものはありません。
afや絞り、ズームの動きも問題ありません。
レンズを分解清掃してもらったものの、中玉の周辺部の一部にわずかなカビの拭き跡が残っています。しかし、強い光を入れて、特殊な角度から見ないとわかりません。
これまで逆光での撮影でも影響がでたことはありません。
付属品)
レンズフード
レンズキャップ(フロント、リア)
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